子供部屋増築

・子供の為に部屋を増築したい。
・家族が増えて手狭になってきた。
・家が古くなってきたので増築・改築・改装したい。

そんな方にライフプランが子供部屋増築のポイントをお教えします!

そもそも増築・改築ってどう違うの?

「子供が大きくなって、部屋が足りない!」
「そろそろ子供に一人部屋を与えようか...」

そんな方に覚えておいていただきたい「増築」「改築」の違い!

「増築」は文字通り工事によって建て増しし、床面積を増やすことを指します。具体的には、既存の建物に新たな建物をつけ足したり、平屋を2階建にしたりすることで、別棟を建てる場合も「増築」とみなされます。

「改築」は床面積を増やさずに建物の間取りを変更したり、水まわり設備などの位置を変える工事を指します。

お子様の為に部屋を設ける場合、新たに建物を「増築」するのか?今の間取りを見直す「改築」をするのか?よく考える必要があります。

増築の種類は3つ!

増築には、その用途や工事の内容ごとに、大きく分け3種類の工事方法があります。

(1)差しかけ増築
既存建物に「差しかけて」増築する工事方法です。収納や部屋を増やしたい場合に行われます。天井を高くしたい場合や、2階を増築したい場合などは屋根の一部を解体して工事を行います。

(2)取り壊し増築
1階と2階両方を増築したい場合などに、屋根を壁の両方を取り壊して行われます。

(3)おかぐら増築
1階部分の増築が困難な平屋の建物に、2階部分を追加したい場合などに行う工事です。
屋根を取り外して行うリフォームの為、費用が最も掛かる増築になります。

増築する前にちょっと待った!確認したい法令制限

子供部屋を増やすためには増築しかないな!と思ったそこのあなた、ちょっと待って!
工事を依頼する前によく確認しなくてはならないのが「建築基準法」

増改築リフォームは様々な法令の制限を受けます。
特に、床面積が増える増改築は「建ぺい率」「容積率」「高さ制限」など法令を守って工事をする必要があります。

その際、10平米以下(約6畳)の増築であれば、建築確認申請は不要です!
しかし、防火地域と準防火地域の場合は1平米の増築でも建築確認申請が必要になりますので、自分の住んでいる地域の建築制限がわからない!という方はお問い合わせください。

子供部屋増築タイミング

子供部屋はお子様の成長度合いによって求められる条件が異なります。
成長ごとに必要な子供部屋の役割を把握して、もっとも最適なタイミングに増築をしましょう!

幼児期

幼児期は目が届きやすいよう、両親と同部屋でも構いません。
そのため、子供部屋増築のタイミングとしては少し早いかもしれません。
もし子供部屋を設ける場合でも、必ず目の届く場所でベビーベットに寝かせるようにしましょう。

小学校低学年

低学年の場合は家族のいるリビングやダイニングなどのパブリックスペースの近くに子供部屋を配置する良いといわれています。個人の寝室を与える事は必要になってきますが、勉強はリビングで行う方が学力が高くなるといわれており、ひとりで眠る練習として子供部屋を増築するのがよいでしょう。

小学校中高学年以上

この頃から個室をほしがるようになります。
ひとりでの勉強部屋で集中することや、自由に振舞えるフリースペースとして子供部屋を設けるのに最適な時期といえるでしょう。
睡眠・勉強・着替え等を子供部屋で行うことで精神的な自立を助ける事にもなります。

子供部屋にはどんなものを置く?

子供部屋にはどんなものを置くのか、置くものに対してどのくらいの広さが必要なのか?
まだお子様が小さい場合は想像がつきにくいものです。疑問にお答えします!

子供部屋に置くものは大きく分けて3つ。

  • ①ベッドなどの寝具

  • ②勉強机やテーブル

  • ③収納の為のタンスや棚

これらをうまく配置すること、また広さによってはベッドを布団にしたり、タンスをクローゼットにするなど工夫をすれば少ない増築で子供部屋を増やすこともできます。


※平均的なサイズは...
①シングルベッドで幅970mm×長さ1950mm
②勉強机で幅1000mm×高さ710mm
③洋服たんすで幅550mm×高さ1800mm

6畳か8畳か。それが問題だ。

物子供部屋に置くものがわかったところで、悩ましいのが部屋の広さ。
多くのお客様が6畳か8畳か...で悩まれます。

実際に6畳はどのくらいの物が置けるのか?
8畳だとどのくらいの余裕ができるのか?比較した画像をご用意しました。

  • 6畳 (3500mm×2500mm)

  • 8畳 (3500mm×2790mm)

配置したのはどちらも同じ大きさの家具です。
右側にシングルベッド、収納棚。左側に机・椅子。中央に円形のラグマットを配置しました。

6畳でも十分な広さで、もう少し大きめの机や棚を置いても余裕がありそうです。
8畳であれば、さらに余裕があり、収納を増やしたり、ピアノや楽器を置いてもよさそうです。

施工事例を見てみよう!

子供部屋増築前

子供が大きくなり、子供部屋を与えたいとお考えになられていました。

現在あまり使われていない庭先のスペースを使った増築をご提案させていただきました。

子供部屋増築中

  • 1.基礎づくり
    コンクリートを流し基礎造り。鉄筋を通すことで強度を増します。

  • 2.柱・梁・屋根の設置
    増築の際も新築と同じように柱や梁を建てていきます。

  • 3.保温・内装・窓の設置
    壁を作っていきます。保温材を隙間なく埋め、窓設置で完成です。

子供部屋増設後

全ての工程が終わり、無事完成しました。
内装はお子様の好みに合わせて明るい色の壁紙にしました。

外壁は既存の色にあわせ塗装し、自然な仕上がりに。

これからもお子様の成長が楽しみです。

最後に気になる値段の話...

ここまで子供部屋増築の話をして、気になるのが実際どのくらいの費用がかかるのか?ですよね。
しかしながら...「ズバリいくら!」と言えないのが増築リフォームの難しいところなんです。

一般的に、「50万円/坪」と言われていますので、6畳なら約150万円が最低価格の目安となるでしょう。
ただし、築年数や増築の方法によってはこれ以上の費用がかかることをご了承ください。

番外編:子供部屋の仕切と費用

「子供が大きくなってきたので部屋を仕切りたい」
「でも仕切方のレイアウトがわからない」

お子様が成長する過程で、小学校高学年くらいになるとひとりの部屋をほしがりますよね。
中学生・高校生になれば生活リズムも変わり、兄弟姉妹でも寝る時間・勉強する時間が変わってきます。
そのため、子供部屋を仕切ることでプライバシーを守り、自立心をはぐくむためにも部屋を仕切るリフォームをお勧めします。

▼お悩みがある方は別途ご相談(無料)も承っております。

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